公開日 2022年09月21日
更新日 2024年08月30日
ニクザキン科ツノタケ属の有毒キノコ「カエンタケ」が令和6年8月に白神岳登山道で確認されました。
ナラ枯れが発生した森林では、被害発生時または数年後に猛毒のカエンタケが多く発生することが確認されています。
カエンタケは触れるだけでも炎症を起こすといわれています。誤って食べてしまった場合、後遺症が残る可能性があり、最悪の場合、死に至ることがあるので十分に注意してください。
<カエンタケの特徴>
形状 | 表面はオレンジ色から赤色。細長い円柱状または棒状で、土から手の指が出ているように群生または単生する。中は白く硬い。 |
発生時期 | 夏から秋 |
発生場所 | ブナ、コナラなどナラ類広葉樹林の地上に発生する。 |
間違えやすい 食用キノコ |
ベニナギナタタケ |
症状 | 食後30分から、発熱・悪寒・嘔吐・下痢・腹痛・手足のしびれなどの症状を起こす。2日後に消化器不全・小脳萎縮による運動障害など脳神経障害により死に至ることもある。 |
毒成分 | トリコテセン類:毒性は強く、食べても触っても毒である。死亡例あり。 |
厚生労働省HP
自然毒のリスクプロファイル:カエンタケ
提供:西北地域県民局地域農林水産部林業振興課(2022年9月撮影)
この記事に関するお問い合わせ
農林水産課
住所:青森県西津軽郡深浦町大字深浦字苗代沢84-2
TEL:0173-74-4411
FAX:0173-74-4415