公開日 2019年09月27日
更新日 2025年01月14日
町長の部屋
深浦町長 平 沢 一 臣 (ひらさわ かずおみ)
深浦町長就任のあいさつ
~寛容と希望があふれるまちづくりを皆さまと共に~
深浦町長就任にあたりまして、ご挨拶申し上げます。
このたびの深浦町長選挙におきまして、町民の皆さまを始め、各方面から力強いご支援とあたたかいご厚情により、当選の栄に浴することができました。
町政運営の舵取りを担う責任の重さに身の引き締まる思いと、深浦町の持続発展に情熱を注ぐ決意を新たにしています。
町長選挙を通じて、町民の皆さまが日頃感じていること、町政に求めることを直接お伺いするとともに、私が抱くふるさと深浦町の将来像、今後のまちづくりの方向性をお伝えさせていただきました。時には厳しいお言葉を頂戴しながらたくさんのご意見を伺う中で、貴重な教えを得ることができました。
吉田前町長が取り組んでこられた様々な施策の背景や目的、効果等を一つひとつ学びながら、新たな視点を取り入れて人口減少社会における深浦町にふさわしい地方創生の取組を進める覚悟です。
「地方創生」-。2014年に「人口減少の克服」と「東京一極集中の是正」を旗印に国が打ち出した政策は、10年経過した現在、達成の兆しすら見えないと言わざるを得ません。
一方、そうした中にあっても、人口減少にあえぎながら独自の地域づくりで活気を産み続ける地域が存在します。
全国各地の「地方創生」に関する取組を検証してきた専門家は、こうした数少ない成功事例の要因のひとつを「リーダーの素養」だと指摘します。
リーダーに必要な素養とは。その問いに答えたリーダーのひとりは、「寛容性を持ち、独りよがりにならず先を見据えて決断し、粘り強く説得していく姿勢」と語っています。
心を広く持ち、多様性を尊重しながらよく人を受け入れること、過失をとがめだてせず人を許すことを意味する「寛容」。この示唆を胸に刻み、皆さまと共に手を携えて、寛容と希望があふれるまちづくりを誠実に進めてまいりますことをお誓い申し上げ、就任のあいさつといたします。