公開日 2024年06月13日
更新日 2024年06月13日
HPVワクチンの定期接種対象者の方で、接種をご希望の方は対象期間中に接種をしていただくようお願いします。
また、キャッチアップ接種は令和7年3月31日をもって終了となっており、HPV予防接種は全ての接種(合計3回)を終えるには最短でも約6か月間かかります(標準的な接種スケジュール[PDF:109KB])ので、接種をご希望の方はお早めに接種していただくようお願いします。
定期接種及びキャッチアップ接種いずれも、接種をご希望の方は 町指定医療機関[PDF:84.5KB] へ直接のご予約をお願いします。
なお、HPVワクチン予防接種だけでは防げないHPV感染症もあるため、20歳になったら定期的な子宮頸がん検診の受診が大切です。
公的接種(無料)対象者
対 象 者 | |
定期接種 |
小学校6年生(平成24年度生まれ)から高校1年生(平成20年度生まれ)の女子 ※標準的な接種年齢は中学1年生時 |
キャッチアップ接種 | 平成9年4月2日から平成20年4月1日生まれで、過去にHPVワクチン接種を合計3回接種していない女性 |
※キャッチアップ接種対象者が無料で接種できるのは令和7年3月31日までですので、接種希望の方は期間内に合計3回の接種をお願いします。なお、期間外での接種は任意接種(自費)となりますのでご注意ください。また、定期接種対象者のうち、高校1年生の方も定期接種対象期間を逃してしまうと自費による接種となりますので、ご注意ください。
ヒトパピローマウイルス感染症とは?
ヒトパピローマウイルス(HPV)は、人にとって特殊なウイルスではなく、多くの人が感染し、一部が子宮頸がん等を発症する感染症です。
HPVに感染しても多くの場合ウイルスは自然に検出されなくなりますが、一部が数年から数十年かけて前がん病変の状態を経て子宮頸がんを発症します。
子宮頸がんは国内では年間約11,000人が発症し、年間約2,900人が死亡すると推定されています。
HPVワクチンの効果とリスクは?
現在国内で接種できるHPVワクチンは、国内外の子宮頸がん患者から最も多く検出されるHPV16型及び18型のウイルス様粒子を含んでいる2価ワクチン(サーバリックス)と尖圭コンジローマや再発性呼吸器乳頭腫症の原因ともなる6型、11型も加えられた4価ワクチン(ガーダシル)があります。2価及び4価ワクチンは、子宮頸がんをおこしやすい種類であるHPV16型と18型の感染を防ぐことから、子宮頸がんの原因の50~70%を防ぎます。
令和5年4月からは、31型、33型、45型、52型、58型が加えられた9価ワクチン(シルガード9)も定期接種で使用されており、子宮頸がんの原因の80~90%を防ぎます。
HPVワクチン接種のリスクとして、接種後に接種部位の痛みや腫れ、赤みなどが起こります。まれに、重いアレルギー症状や神経系の症状、広い範囲の痛みや、手足の動かしにくさ、不随意運動(動かそうと思っていないのに体の一部が勝手に動いてしまう)といった多様な症状が報告されており、重篤な症状として報告があったのはワクチンを受けた1万人あたり約3~5人です。接種した際に気になる症状が現れたら、それ以降の接種をやめることもできます。
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