第52回深浦町畜産農業協同組合通常総会 挨拶

公開日 2020年06月25日

更新日 2020年06月25日

 

第52回 深浦畜産農業協同組合通常総会

 

 第52回深浦畜産農業協同組合通常総会の開催にあたり、一言ご挨拶を申し上げます。

 本日ご参集の青森県畜産農業協同組合連合会長様をはじめ、青森県農業共済組合様、つがるにしきた農業協同組合深浦事業所様、そして畜産農家の皆様におかれましては、日頃から行政の推進と畜産振興に対し、ご理解とご協力を賜り厚くお礼申し上げます。

 現在、新型コロナウイルス感染拡大により、畜産業界も大きな影響を受けており、特に肉用牛においては食産業界の営業自粛などにより牛肉の需要が低迷し、牛肉価格が下落している状況であります。

 このような中、当町の最近の4月・5月の町内肥育牛及び子牛の出荷状況につきましては、肥育牛が6頭・子牛が九頭の出荷とのことですが、昨年同期と比較して肥育牛においては1頭平均40万2千円の減、そして子牛については1頭平均22万5千円の減と伺っております。町の畜産業界にとっては、大きな痛手となっていると思われますので、早期にコロナ禍が収束することで、1日も早い市場の回復を願うところでもあります。

 また、畜産農家が安定した経営ができるよう、関係機関と連携を取りながら、国の第2次補正予算に組み込まれております、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用した支援も視野に入れ、対策を講じていかなければならないと感じております。

 さて、追良瀬牧場は、平成26年6月1日から深浦畜産農業協同組合が指定管理の受託者となり、今年で7年目を迎えることとなりますが、黒毛和種の繁殖から肥育までの、地域内一貫生産経営体制の基盤となり、民間ならではの経営感覚を活かした畜産経営が進められているところであります。町といたしましては畜産農家の経営安定を図るため、今後とも貴組合が肉用牛の生産振興の拠点となり、牧場機能を十分に発揮できるよう、協力して参りたいと考えております。

 また、畜産農家の皆様におかれましては、公共牧場を有効に利用しつつ、余剰労働力の活用を図る意味から、町の振興作物であります夏秋トマトなどの高収益野菜との、複合経営の確立に取り組んでいただければ幸いに存じます。

 結びにあたり、深浦畜産農業協同組合のますますの発展と、本日ご臨席の皆様方のご健勝とご多幸をお祈りしまして、挨拶といたします。

 本日は、誠におめでとうございます。

 

令和2年6月19日 深浦町長 吉田 満

この記事に関するお問い合わせ

総務課
住所:青森県西津軽郡深浦町大字深浦字苗代沢84-2
TEL:0173-74-2112
FAX:0173-74-4415
このページの
先頭へ戻る