令和２年深浦町消防団出初式　観閲者式辞

 

みなさま明けましておめでとうございます。

令和となって最初の深浦町消防団出初式を挙行するにあたり、一言ご挨拶を申し上げます。

消防団関係各位には、輝かしい新年を迎えられたことと心からお喜び申し上げます。

先ほどは、分列行進、機械器具点検を観閲いたしましたが、寒風をものともせぬ士気盛んなる勇姿と、勇壮な纏振りを目のあたりにし、当町の消防行政を預かる者として、誠に頼もしく、力強く感じたところでございます。

角谷消防団長指揮の下、日頃より地域の安心・安全の確保のため、住民の生命・財産を災害から守り抜くという旺盛な責任感に対し、心から敬意と感謝を表すものであります。

また、ご来賓各位におかれましては、大変お忙しい中、ご臨席を賜り、厚くお礼申し上げますと共に、平素から消防行政に格別のご支援、ご協力をいただき、誠にありがとうございます。

　さて、未曽有の被害をもたらした東日本大震災からまもなく９年となりますが、昨年も、各地で風水災害が発生いたしました。

８月の九州地方で発生した豪雨災害、９月、１０月には関東地方を襲った台風１５号・１９号など、今までには考えられない被害を被っております。被災され、犠牲となられた方々に、心からご冥福をお祈り申し上げます。

　昨年は当町にも、台風が三度接近したものの、幸い、大きな被害はなく安堵しているところです。また、町内の火災については、先日残念ながら住宅火災が発生しましたが、迅速な消火活動により、建物全体への延焼を防ぎ、被害を最小限に留めることができたのは、日頃の訓練の賜物であると感じております。

地域の安心・安全、災害を最小限に抑えるため、地域防災の中核である消防団の装備、教育訓練、処遇改善を積極的に進めてまいりましたが、さらに自助・共助・公助による地域に根差した取組を進め、地域防災力の向上に努めてまいります。

今後も消防の重要性を深く認識され、一層精進くださるよう切望いたします。

結びにあたり、本日、表彰を受けられます皆様には、ご功績とご労苦に対し、心より感謝とお祝いを申し上げ、ご臨席皆様のご健勝とますますのご活躍を祈念し、今後もより一層のご協力を賜りますようお願い申し上げまして、式辞といたします。

 

令和２年１月１１日　　深浦町長　吉田　満