第３９回西北郡・五所川原市つがる市民生委員児童委員合同研修会　挨拶

 

皆さん、こんにちは、深浦町長の吉田満でございます。

本日は、第３９回西北郡・五所川原市・つがる市民生委員・児童委員合同研修会が、ここ深浦町で盛大に開催されますことに心から歓迎とお祝いを申し上げます。

民生委員・児童委員の皆様方には、日頃から地域福祉のリーダーとして、また地域住民の相談相手として福祉政策の推進に、ご支援とご協力を賜り厚くお礼申し上げます。

さて、近年、高齢化社会が急速に進展しているわが国でありますが、人口減少対策と少子高齢化対策は、今や、どこの自治体にとっても喫緊の課題となっているところであります。

地域社会の脆弱化などによる人口構造の変化は、社会生活のニーズと家族形態の変化をもたらし、高齢者の孤独死や生活困窮、児童への虐待、若者の引きこもりなど、様々な問題を引き起こしております。

このようなことから、国においては、誰もが住み慣れた地域で自分らしく暮らしていけるよう、地域住民や多様な団体が役割をもち、支え合う「地域共生社会」の実現をめざしており、地域に根ざした活動を行う民生委員・児童委員にも大きな期待が寄せられています。

そのため、各自治体にも包括的な支援体制整備と民生委員・児童委員活動の環境整備が一体的に推進されることが求められています。

本日の研修会では青森県型の地域共生社会の考え方を理解し、社会的孤立の防止や地域住民の互助意識の向上などに民生委員・児童委員がどのような役割を果たすか理解を深められるようでありますが、皆様には、各地域において、良き隣人として人々に寄り添い、地域に根ざした地道な活動を続けられることをお願いしたいと思います。

また、西北郡・五所川原市・つがる市の民生委員・児童委員の皆様方には、今後とも、これまで培ってこられました知識と経験を生かしながら、「誰もが笑顔で、安全に、そして安心して生活できる地域づくり」にご尽力を賜りますようお願い申し上げます。

最後になりましたが、本日の研修会開催にご尽力された関係者の皆様に深く感謝申し上げるとともに、本研修会のご盛会をご祈念申し上げまして、歓迎のことばといたします。

 

令和元年１１月１９日　　深浦町長　吉田　満