第１５回「深浦町社会福祉大会」町長祝辞

 

  本日ここに、第１５回深浦町社会福祉大会が開催されるにあたり、一言お祝いのことばを申し上げます。

　はじめに、本日めでたく表彰をお受けになられました方々に対し、この度の栄えある受賞を、心よりお祝い申し上げます。受賞者皆さんの長年にわたる社会福祉活動への惜しみないご尽力と、そのご功績に深く敬意を表する次第であります。

また、本日お集りの皆様方は、深浦町の社会福祉事業の担い手として、それぞれのお立場から地道に、そして使命感をもって、地域住民本位の活動に専心してこられました。今日の地域福祉の礎は、皆様方のこのような弛みないご尽力があってこそ築かれてきたものであり、そのお一人お一人の力が、当町の社会福祉の原動力であります。

この場をお借りして、これまでの皆様方のご努力に対し、改めて深く感謝申し上げます。

  さて、平成１２年に創設された介護保険制度や、平成１７年の障害者自立支援法の施行などにより、高齢者や障害者の分野での公的な福祉サービスは質・量とも飛躍的に向上しております。

一方、当町においては、保健福祉に関するニーズが多様化してきており、子どもから高齢者まで年齢や障害の有無にかかわらず、誰もが安心して充実した生活を送るため、地域で支え合い、助け合うといった「地域力」を高める取り組みが、一層大切になってきております。

このような観点から、現在、町では、地域における福祉分野に関する活動等を積極的に推進するため、ともに支え合い誰もが生きいきと暮らせる、地域共生社会の実現に向けた「深浦町地域福祉計画」を策定中であります。

この計画では、「人と人、地域がつながる優しさの輪、みんなで支える地域福祉のまちづくり」を基本理念として、一人ひとりに応じたきめ細かなサービス利用の支援や健康で安心して暮らせるまちづくりの実現に向けた取り組みを地域住民、事業者、行政の協働により推進してまいりたいと考えています。

今後とも、社会福祉協議会をはじめ、関係機関のご理解とご協力を賜りながら、町民が一人ひとり将来に希望を持てる福祉社会を実現するため、「在宅福祉サービス」や「施設福祉サービス」の充実はもとより、地域福祉の体制づくり強化に取り組む所存でございます。

  結びに当たり、本大会のご盛会をご祈念申し上げますとともに、深浦町社会福祉協議会の益々のご発展と、ご参会の皆様方のご健勝とご活躍を心からご祈念申し上げまして、お祝いの言葉といたします。

 

令和元年１０月２１日　　深浦町長  吉田　満